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ハムスターは、病気を隠そうとします。毎日欠かさず様子を見て小さな病気を早期発見しましょう。病気を発見したら、すぐに病院へ連れて行きましょう。 |
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下痢症 |
細菌や寄生虫、カビや間違った温室、ストレスやよくないエサが原因。水っぽい便でおしりが汚れ、目やにがでたり、耳がペッチャンコになったりする。1〜7日ほどで死んでしまうこともある。急激に脱水がすすむので、水分補給(点滴など)は重要。便の検査を行い、原因に合わせて治療を。早めに病院へ。 |
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肥満症 |
とにかく食べすぎ&運動不足が原因。軽い捻挫ですむはずが骨折に。毛づくろいしようにも太りすぎて手や口が届かず不潔になり、臭線に分泌物がたまり炎症を起こす。また心臓にも負担がかかる。肝臓がフォアグラ状態になり、肝不全に。とにかくダイエットを!ひまわりの種などカロリーの高いエサをやめて、ペレット主体の食事にきりかえる。 |
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不整こうごう
(うまくエサが食べられない) |
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歯周炎とそれに不随する疾患 |
歯周菌が歯根周辺の組織に炎症を起こす。臼歯からも重度な炎症が起きる。ウミがたまっている場合は洗浄が必要。上顎や下顎が腫れ、歯の根元からウミが出る。中耳炎・内耳炎・顔面
から頭部の炎症を誘発し、重度の場合には脳炎まで進行。ウミがたまっている場合には洗浄が必要。眼根の奥にウミがたまった場合には、眼根を摘出して奥にあるウミを取り除く。 |
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鼻出血 |
ケージに鼻をぶつけたり、高い所から落ちたとき、鼻の内部の腫れが激しいときには、息苦しさをやわらげるために、酸素吸入を。ハムスターは口だけではうまく息ができないため、鼻の穴がつまると呼吸困難になる。腫れをひかせるために炎症をおさえる注射を打つ。 |
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鼻炎 |
細菌、ウイルスなどの感染、不潔な環境、ケンカによる傷、オガクズや不適切な温度が原因。そのまま放っておくと、鼻炎の悪化や鼻汁の増加によって、肺炎も併発する。細菌に対して抗体物質を投与し、呼吸困難に陥ってる場合は酸素吸入を。環境を改善する。 |
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白内障 |
眼球の中にある透明な水晶体の部分が変性して白くなる。眼孔の大きさによって、大きさが変化する白い点が目の中にでき(寝起きでは大きく見える)視力が低下する。、眼球が小さすぎて白濁した水晶体を取り除く手術はできない。目が見えにくくなるので、ケージ内の小屋やトイレの場所は変えない。 |
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肺炎 |
鼻炎が悪化することもあるけど、いきなり肺炎に起きることもある。呼吸困難が目立つようになる、目やにを伴う結膜炎や下痢を併発することもある。年間を通
じて適温を保つ。抗生物質の投与。呼吸困難に陥ってる場合は酸素吸入を。 |
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心不全 |
年をとると、とても高い確率で発病する。肥満症が発病を促すこともある。症状が進行すると、肺水腫や腹水症などのうっ血性心不全の症状が現れる。心臓の負担を減らす薬や利尿剤など、病状をやわらげる薬を与える。発病したら激しい運動は避ける。塩分をひかえる。 |
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腎不全 |
老化現象、不適当なエサ、ウイルス症、自己免疫、脱水などと、尿がつまったり、膀胱のマヒなどで排尿できなくなる。一時的な腎不全と、腎臓の組織そのものがダメージを受けている腎不全がある。点滴などで十分に水分を与え、体内の老廃物をどんどん排出させる。高タンパク、高塩分の食べ物は腎臓の負担になるので、普段から与えない。 |
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低体温症 |
ハムスターに寒さ対策ができていないのに、急激に室温が下がると起こる。低体温症による仮死状態を繰り返すと体力を消耗し、そのまま死んでしまうことも。人肌や湯たんぽで温める。体が消耗している場合には点滴などの処置が必要。年間を通
じて適温を保つ。 |
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熱射病 |
締め切った暑い室内や、日陰のない場所での日光浴が原因。早期に治療しないと死亡する。即刻病院へ行く。体温が下がりすぎないように注意しながら保冷材で冷やす。 |
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支給蓄膿症 |
年をとったハムスターでは発病する可能性が高い。子宮に細菌が感染してウミがたまる。出産がうまくできず、そのまま子宮内で腐敗した胎児が原因になることもある。腎臓や心臓に悪影響を及ぼす。症状が進行して末期になると、食欲が減退し元気がなくなる。手術で患部を摘出する。適切な抗生物質を投与する。若く体力のあるうちに避妊手術(卵巣・子宮全摘出)を受けておく。 |
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腫瘍 |
特に食べ物や飼い方に問題があって腫瘍ができるわけではない。遺伝的に発病しやすい家系がある。体のどの部分にできるか、悪性か良性かによって症状は様々。たとえ良性であっても大きくなると生活に支障が出る。転移を起こす前に手術で切除。腫瘍によっては薬が効果
的な場合もある。体内の腫瘍は症状が重くならないと発見できないことが多いため、手遅れになりやすい。 |
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アカラス症 |
アカラス(ニキビダニ)という毛穴の中に住みついているダニが増殖して皮膚の炎症を起こす。かゆみが強いとひっかいたりかんだりして、毛を根元からかみ切ってしまったり、皮膚に傷をつくったりする。外用薬(殺ダニ剤)の塗布。抵抗力が落ちるとかかりやすい。腎臓や副腎、甲状腺の病気が原因となっている場合が多い。 |
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膀胱炎、 膀胱結石 |
細菌などの感染による炎症やカルシウムを含んだエサを与えすぎるとなる。血尿の程度によっては重度の貧血を起こす。疼痛のため、腹部を触られるのを非常に嫌がる。点滴などで十分に水分を与える。細菌が関与している場合は適切な抗生物質を投与。外科手術による結石摘出と膀胱炎の治療。定期的な尿検査、過剰なカルシウムを与えない、水分を十分に与えるなどで予防をする。 |
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捻挫、打撲 |
痛めた脚が腫れ、ちょっと持ち上げていたり、体重をかけないようにしている。軽い状態なら狭いケージに閉じこめて運動を制限すれば数日で直る。 |
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骨折 |
捻挫や打撲の時よりも、患部が激しく腫れ、内出血により青黒く見えることもある。早いうちに骨を固定する外科手術をうける。そのままにしておくと痛みが長引き、さらにその傷から感染症を起こし、ついには脚を切断することになる。固定手術を受けた後も、骨が完全にくっつくまでは、狭いケージで運動を制限する必要がある。 |
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脊椎骨折 |
下半身麻痺から膀胱や肛門が麻痺して、オシッコがうまくできない。極力安静にして、骨折部位
の治療を促す。骨折直後には炎症をおさえる注射を打つ。膀胱麻痺になった場合、1日数回、人間が膀胱を指で押してオシッコさせる。 |
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外傷 |
ハムスターの切歯(前歯)は非常に鋭く、ハムスター同士のケンカで致命傷になることもある。かみ傷は小さく見えても深く、内臓まで達していたり、そのままにしておくと数日してから腫れて、ウミのかたまりができることも。病院で傷口の洗浄、消毒をして適切な抗生物質を化膿どめとして投与。腫れてきたら切開して中のウミを洗い出す処置をする。 |
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